22ヨーグルト事業の成長戦略未来市場戦略部の挑戦海外事業推進部での2030年までの構想について文野 龍芳賀 崇浩福澄 正規成長ドライバーヨーグルト事業を第三の柱として成長させるためには、今後の人口減少が見込まれる中、健康志向の高まりを的確に捉え、おいしさと機能価値を両立した商品展開を進める必要があります。その基本となるのは、「とろぉ〜もっち食感」「酸味の少なさ」「生きた乳酸菌とねばり(EPS)が腸まで届く」が特徴のカスピ海乳酸菌。この特徴で差別化し、独自性の高いブランドとして育成してまいります。主力商品の「カスピ海ヨーグルト プレーン」「カスピ海ヨーグルト 脂肪ゼロ」「「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」に加え、スイーツ系ヨーグルトとして2025年秋に上市した「カスピ海ヨーグルト リッチモ プレーン」を中心に、市場での認知度向上・定着を図ることに加え、まだ届けられていないお客様へ「カスピ海ヨーグルト」の価値を届けるために、国内外の販売チャネル強化にも取り組みます。成長戦略の核は、価格競争に巻き込まれない差別化と、継続購買を促すブランド価値向上にあります。これによりヨーグルト事業を第三の柱に成長させ、中長期的な企業価値向上につなげてまいります。「食」をとりまく事業環境の変化を成長機会と捉え、既存事業の収益基盤を強化するとともに、新たな価値創出に向けた会社挑戦の一翼を担っていく所存です。中期的な成長実現に向けては、重点領域への経営資源の集中、事業ポートフォリオの見直し、実行力ある体制整備が前提になりますが、これらに加え新規事業の創出が欠かせません。この新事業創出の取り組みでは、未来における「食」や「健康」の概念も変わっていくことを踏まえ、顧客ニーズ、独自性、収益化可能性を見極めながら、注力テーマを明確化し、実証・事業化・拡大の各段階を着実に前進させてまいります。社内では部門横断の連携と挑戦を後押しし、社外には顧客・取引先・株主をはじめとする皆さまとの信頼を基盤に、スピード感と誠実さをもって価値を形にしてまいります。変化を恐れず、時間がかかってもやり切る覚悟をもって、持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。フジッコは、『フジッコ2030』ビジョンにおいて海外事業を重要な成長領域としており、日本からのMade in Japan製品の輸出拡大、海外現地生産によるMade from Japan製品の販売拡大で、2030年海外売上比率5%を目指します。ASEANでは中間所得層の拡大と健康志向の高まり、及びグローバルな和食の浸透に伴い、日本食のみならず日本品質の食品の需要が世界で顕在化しており、当社は大きなチャンスを迎えています。具体的には、塩こんぶ、カスピ海ヨーグルトを中心とした日本からの製品輸出の拡大、タイ会社の冷凍総菜・海藻加工品のタイ国内販売及び世界への輸出、インドネシア会社の三本柱事業(薩摩揚事業、豆加工品事業、ヨーグルト事業)の収益化、台湾でのカスピ海乳酸菌を使用したヨーグルトの事業化を同時並行で強化することで、単発展開から面的展開へと転換し、フジッコの安全安心ブランドと技術力を生かし、海外事業の規模拡大と利益創出の両立を実現します。ヨーグルト・デザート事業部長未来市場戦略部長執行役員 海外事業推進部長FUJICCO REPORT 2026
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